ブラックⅠ-出会い-



「あいつ誰かに相談したりとかするタイプじゃないのにさ、俺に言ってきたんだよ」




「よっぽどアオイちゃんの事が大切なんだね」と続けて。




なんだか無性にレイジに会いたくなった。


早く会いたくて仕方なくなった。



「カエデ…」



私が言葉を続けるよりも先に



「倉庫へ帰ろうか、きっと待ってるよ」



もしかしたらカエデって、人の心を読み取る才能があるのかもしれない。




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