ブラックⅠ-出会い-
その日の夜ご飯は、どこから持ってきたのか分からないけど本当にお赤飯で
「宴だ宴だ〜」と言って喜ぶイツキを見ながら倉庫に来ていたブラストのメンバー皆でお赤飯を食べた。
そんな様子を見ていた私に「良かったね」って優しく言ってくれたのはもちろんカエデ。
きっとカエデがいなかったら、私とレイジが本当に付き合う事はもっとずっと先だったに違いない。
むしろ、もしかしたら付き合ってもいなかったらかもしれない…
一生緊張したまま話せなかったかもしれない。
だから私は「カエデのおかげだよ」って言ったら「じゃあ、アオイちゃんは俺に一つカシが出来たね」なんて言われた。