ブラックⅠ-出会い-
「後は」
「へ?」
「後は何したんだよ」
「えっと…あの…」
「今さら嘘つくんじゃねぇぞ」
「少し、その…服は脱いだけど…」
「あ?」
こ!こわ!
あきらかに眉間にシワを寄せたレイジが、ものすごく低い声を出す。
「でも本当にそれ以上は何にもない!アキさんが来たから!アキさんがバーンって乱入しきたから!」
でもそれってアキさんが来なかったら、そのまま最後まで…って思ったら今さら何だか変な気持ちになった。
だってそしたらきっと今頃レイジと付き合えていない。