ブラックⅠ-出会い-
「それにきっとアオイちゃんに何かあったら、リュウガも黙ってない」
「リュウガ?」
「あんな裏世界のボスみたいなのが出て行ったら、それこそシャレにならないからな」アキさんはニコリと笑う。
「じゃあ、放課後連絡してね」
「うん!わかった!」
私を学校の裏門で下ろしたアキさんは「仕事に戻るね」と言って爽快と去って行った。
校舎の方ではチャイムが鳴る音。
ギリギリ間に合った!
後はイツキが教室に戻る前に帰らないと!