ブラックⅠ-出会い-



「それにきっとアオイちゃんに何かあったら、リュウガも黙ってない」




「リュウガ?」




「あんな裏世界のボスみたいなのが出て行ったら、それこそシャレにならないからな」アキさんはニコリと笑う。




「じゃあ、放課後連絡してね」





「うん!わかった!」





私を学校の裏門で下ろしたアキさんは「仕事に戻るね」と言って爽快と去って行った。




校舎の方ではチャイムが鳴る音。




ギリギリ間に合った!
後はイツキが教室に戻る前に帰らないと!




< 317 / 376 >

この作品をシェア

pagetop