ブラックⅠ-出会い-


「あー本当だー!いーないーな!あーちゃん今度俺ともオソロイやろう!!」



羨ましそうに私とレイジを交互に見つめるイツキに「いーよ!」と答えた私だけど



イツキは「何でてめぇとオソロイにすんだよ」とソファーに座っていたレイジにお尻を蹴飛ばされた。



泣きそうになるイツキが何だか可哀想で、今度オソロイをやってあげようと思う。



7時を過ぎたころ、何処かに行ってしまったレイジは戻って来た時には紺色の特攻服姿になっていた。



かっこいい、カッコよすぎる。

レイジの金髪の頭に特攻服が良く似合う。



あぁ、レイジは本当に総長だったんだと背中の文字を見て改めて思った。





< 353 / 376 >

この作品をシェア

pagetop