ブラックⅠ-出会い-
ブラスト
「え?ここ何?」
二人でレイジのバイクに乗って、てっきり家に帰るもんだと思ってた。
でもそれはどうやら違ったらしく
「見りゃ分かんだろ」
いや、分からん。
ちっともわかりません。
「ブラストの倉庫だ」
「…………………ブラスト…?」
ブラストって何?
いや、てゆうかそもそも目の前のヤンキーやら大量のヤンキー達は何?
「お前知らねぇの?牙竜の奴らといたのに」
牙竜って郁也達の事だよね……
え?もしや、
「レイジ、暴走族なの……?」
レイジは特に表情も変えることなく
いや、むしろ何ごとも無かったかのように
「あぁ」
シレっと答えた。