ブラックⅠ-出会い-



以外だと思った。


リュウガさんはあまり笑顔を見せないと思っていたから。




それはきっと第一印象があれだったからで、全く笑っていなかったからで



今目の前で少しだけど、本当にほんの少しだけど、口角を上げているリュウガさんになんだか無性に胸が高鳴る。




身体が少し離れたからといって、私がリュウガさんの上で抱きしめられていることには違いなくて




ガチャリっ




だからかの扉の音がした瞬間、思わずギョッとした。




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