ブラックⅠ-出会い-


「アオイちゃんただいま」




アキさんは、一度私とリュウガさんのあのシーンを見られてるからか、私がリュウガさんに抱きしめられていることに何ら驚くこともせず



王子スマイルをこちらに見せる。




「あら、もうリュウガに手を出してるなんて生意気な小娘」




アキさんの後ろから聞こえてきたそんな声。



「シュウさん、この子がアオイちゃん」



笑顔のアキさんの隣には
モデル体型のアキさんに負けず劣らずな美貌を持った女性。




「そんでアオイちゃん、この人がシュウさん、アオイちゃんの背中の傷の治療に来てくれたんだ」



代わる代わる私達の自己紹介をしてくれるアキさん



だけどきっとこんな体制で聞くものじゃないと思う。




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