ブラックⅠ-出会い-


アキさんに教えてもらったリュウガさんの部屋までゆっくりと歩いていく。



私とは反対側の廊下の先にある角部屋
そこがリュウガさんのへやだ。




なんとなく緊張する…
昨日のリュウガさんの謎な行動の今日だし…




ゴクリと生唾を一度飲み込むと、意を決してドアと2度ノックする。



コンコン




中からは特に返事もなく、そしてドアが開く事もない




これは入っていいんだろうか…
勝手に入って大丈夫?
それともほっとく?起きませんでしたって。


いや、でもお仕事のあるリュウガさんを放っとく訳にはいかない。




そして何より、このまま戻ったらレイにドヤされる気がしてならない




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