ブラックⅠ-出会い-
その後は、何故か機嫌の悪いレイジの後ろをビクビクしながら着いていって学校へとバイクで向かった。
昨日同様、当たり前かのようにラーメン屋さんの駐車場へバイクは止まり、エンジンを切ったレイジの横へと付いて歩く。
学校が近付くにつれ生徒達がチラホラ見えてきて
それにしても今日も凄い視線だ。
レイジはそんな視線に気を止める事なく足を進める。
そして校舎に入ってすぐだと思う。
コソコソと聞こえてくる声。
何を言っているのか聞こえないけれど、こっちを見ながらコソコソ言っているのは確実で
それも1人や2人じゃない。
校舎に入る私とレイジを見た生徒ほとんど全員が何かを話している。