”愛を知らないキミへ”

彼の顔も端正で美しい。



でも、それ以上に輝く彼の瞳は、
吸い込まれそうなほど、綺麗で魅力的だった。



まるで、汚れた世界を知らない、天使の様に。


なぜか彼もこちらを見ているから、
私はずっと彼の瞳を見つめていた。



何で校庭にいるのだろうか、とか、
どうして私を見ているのだろう、とか。



そういうことは何にも考えずに、



私はただただ彼の瞳に見惚れていた。

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