天使な小悪魔 気付いたが最後の恋の罠

 その瞬間、和也は何故かひどい罪悪感のようなものに襲われ、にわか眩暈を覚えた。


(何、で、そんな顔……)


 思いがけず悲愴なその顔つきと、切ないほどの眼差しが、目の奥に焼き付いて離れなかった。



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