なんで、
プロローグ
「あたしの夢は、バスケの選手になること。」
自信満々に答えたあの頃のあたしは
まだ幼い。
叶うことなら、
あの幼かったあたしに戻りたい。
何もかもが上手くいっていた頃に。
寂しくなかった
あの頃に。
毎日笑って、しっかり夢に向かえてた。
何よりもバスケ。
何よりも夢。
何よりも
何よりも
いろんなことを大事に思えていたんだ。