星月夜のマーメイド
☆
それからの光輝は、良くも悪くもおば様3人組にこき使われ(可愛がられ)、図書館ライフをエンジョイした。
どさくさに紛れて、皆と同じように彼女を“エレンさん”と呼ぶことにも成功した。
中本町図書館は、光輝にとってありのままの素の自分でいられる唯一の場となった。
「へーっ、青春っぽい。楽しそう―。俺も早く大学生になりて―!」
久しぶりに史也から電話が来て、お互い近況を語りあったりした。
バカやっていたころを思い出して爆笑したりもして。
電話を切る直前、史也が珍しく真面目そうに言った。
「お前、昔に戻ったみたいだな。」
それからの光輝は、良くも悪くもおば様3人組にこき使われ(可愛がられ)、図書館ライフをエンジョイした。
どさくさに紛れて、皆と同じように彼女を“エレンさん”と呼ぶことにも成功した。
中本町図書館は、光輝にとってありのままの素の自分でいられる唯一の場となった。
「へーっ、青春っぽい。楽しそう―。俺も早く大学生になりて―!」
久しぶりに史也から電話が来て、お互い近況を語りあったりした。
バカやっていたころを思い出して爆笑したりもして。
電話を切る直前、史也が珍しく真面目そうに言った。
「お前、昔に戻ったみたいだな。」