星月夜のマーメイド


(いた…。)

図書館の隣にある公園のベンチに、エレンは1人で座っていた。


息を切らしながら光輝はエレンに駆け寄ろうとするも、電話をしていたようだった。


聞くつもりなんかなかった。


でも、聞こえてしまったんだ。







『だって美鈴さん、できたんでしょ?…良かったね。』






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