星月夜のマーメイド


「わかりました中島さん。
でも、どうしても最後にエレンさんに伝えたいことがあるんです。
どうにか連絡取って頂けませんか?」


「そうくると思った。」


中島はバッグから携帯電話をとりだすと、メールを見ながら光輝に言った。


「明日10時の新幹線に乗るって。言いたいことはそこで直接言いなさい。」



「中島さんありがとう!!」



「いいわねー、青春って。」



その後も中島は浴びるように飲み、またも飲んだくれを介抱する光輝だった。








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