*青薔薇姫*

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借金の形として両親に売られてから今までずっと多くのものを望まれ、奉仕することを求められてきたユリシズにとって、何も命令してこないニエマイアはとても不思議な存在でした。




そして、お小言を言わないどころか、着るものさえも無償で与えてくれるニエマイアの優しさに触れたユリシズは、外見だけではなく、彼自身にさえにも恋をしてしまうのです。





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