*青薔薇姫*

・○゜。○゜。○・





それはニエマイアを想うユリシズの気持ちが、凍ってしまった彼の心を溶かしはじめたのです。




――その日はとても清々しい日でした。


ニエマイアはいつものように顔を洗い、着替えを済ませ、忙しなく料理をしているユリシズがいる広間へと向かいます。


けれど、どうしたことでしょう。


ユリシズの姿が見えません。





・○゜。○゜。○・
< 33 / 58 >

この作品をシェア

pagetop