52歳のホワイトデー
タイトル未編集
しまった…。

また迂闊に給湯室に来てしまった。



私の登場で、おしゃべりを楽しんでいた同僚二人がそそくさと出ていった。

同僚と言っても、私よりずっと若い。


「ちっ! サボってんじゃね~よ…」
一人残された私は小さくつぶやいた。
年のせいか、最近独り言が増えた。

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