52歳のホワイトデー
アパートに帰って、部屋の電気をつけた。
寒い。
一人分の食材を買って、
誰も待っていない冷めきった部屋に帰る。
そんなこと、慣れていたはずなのに、
寒さが心身に染みる。
食事をしているときも、
テーブルの上に置いたチョコレートから目が離せなかった。
寒い。
一人分の食材を買って、
誰も待っていない冷めきった部屋に帰る。
そんなこと、慣れていたはずなのに、
寒さが心身に染みる。
食事をしているときも、
テーブルの上に置いたチョコレートから目が離せなかった。