笑顔ときどきナミダ~止まらぬ時間~
──────パラッ

7番・・・。4号車!窓側だぁ~★

あっ!あたしは竹本麻衣、中学2年生

ちょっと、ロマンチストなんだ!

あーあ★窓側ですてきな人と、カーテンに隠れてキス・・・。


     さいこーーーーーーじゃーーーーん★★★


麻衣!いい加減その理想高い妄想やめたら?(笑)


この子は、私の友達の野々村美優!


たまに意地悪してくるけど、趣味が合うんだ!

いーの!妄想が唯一の楽しみなんだから!

・・・。で、美優の席は?

えっ?あたし達、通路挟んで隣じゃん!


やっやったぁー。゚(゚´Д`゚)゚。


そんで、美優の隣は?

・・・・・。


あれっ?美優?


・・・。それ聞いちゃう?

ゴクリッ。

あたしは唾を飲み込んだ。


安村奏。通称やっすー!


ぶっぶっ( ´艸`)やっすーは、ないわ~(笑)

なんったって、クラス1影薄やつだもん!


アハハハッ!ウケる(笑)

んで、麻衣の隣は誰なのよ~!

そーいえば、まだ来て・・・──────



えっ?


あたしはその、妖艶な香りにすぐどの人物か分かった────。


─────江藤ヒロ


これまで、6回も隣の席になった奴。


またかよ!!!!竹本さんσ(^◇^;)


江藤君・・・。よっよろしくね!6回目の・・・だけど(^◇^;)


まぁ、また教科書に落書きしようぜ!


うん!楽しみにしてる!


私は、帰りの会が終わっても、どこか江藤君の香りが残っている教室を眺めていた──────



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