続!クールプリンスはあたしの旦那
「もっと、いってほしい…」
それは本音。
自然とこぼれていた。
「大好きだ、愛してる。
なぁ、藍佳。
どうするかは藍佳が決めていい。
だけど俺は悪い結果だったとしても諦めないから」
「あたしは…不安だったの」
「不安…?」
「政略結婚だから、いつ、振られるかわからない。かわいい子なんてたくさんいるし、あたしよりいい子だってたくさんいる。颯汰がいつほかの子に目が行ってもおかしくない。そう思ってた」