トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐
学校生活は有意義に
私の名前は安田野枝(やすだのえ)。
花も恥じらうぴちぴちの高校1年生………って、ごめんなさいウソつきました。
目立たない所に芽を出し無感情に踏まれる、名前も知らない雑草です。
何の特徴もない平凡な顔、声、身長。
とにかく、大勢の中に埋もれて区別のつかない脇役の位置にあります。
……まあ、それは関係なくて。
名前も知らない雑草である私の1日を紹介しましょう。