トイレの神様‐いいえ、ただの野次馬です‐
動物飼育は美男子に
告白スポットの校舎裏。
その奥まったところには人目に付かない開けた場所がある。
人の気配を感じ、振り向けばニャアと鳴く声。
「また貴様ですか。飽きませんか?」
それに興味をなくした私はふいと目をそらし、観察に戻る。
「お前こそ、そのストーカー行為、飽きないのか」
私の隣に立つ浪瀬忍。
物陰に隠れる彼の行為も板についてきた。
邪魔をしないなら、今更何も言うことはありません。
「ここにいる時点で貴様も同罪であることをお忘れなきよう」