転校生のカノジョのヒミツ
転校六日め(日)
今日は寝坊しなかった。
ので、今は・・・十時駅前であるのだが・・・。
一応、俺は初めて女子とのふたりっきりのお出かけなので気合入れて十五分前にきたのだが・・・。
「もう・・・、いる・・・。」
驚愕!!
となって、十五分彼女から見えない位置で焦っている。
いや、ただ行けばいいだけなのだが・・・ちょっと勇気が・・・。
よし。
「おくれてごめん。」
「あ、林田くん!」
「待ったよね?」
「いやぁ、そんなには・・・。」
いや、十五分前にはいたよね?
とは言わない。こわいから。
さてさて、
「何買う?」
「服を見たいなぁ・・・。」
「んじゃ、あそこの・・・。」
こうして、始まったのだ。
このオレと彼女の・・・おはなしが。