転校生のカノジョのヒミツ
転校八日め(火)
唐突の朝の教室の話。
唐突に彼女は切り出した。
「林田くん。明後日、付き合ってください。買い物してみたいんです。」
「え?でも、前・・・」
あぁ、そうかあの時は雪菜さんだった・・・。
「あぁ、でも明後日は生活指導が入ってて・・・」
今回サボるとやばいんだよなぁ・・・。
マジで留年レベルである。
成績だけ良くてダメなうちの学校なんで受けたんだろう。
「分かりました。それ以外は予定入ってないんですよね?」
「まぁ・・・。」
彼女はスマホを取り出して電話をかける。
「もしもし、そうです。そっちです。あの、明後日の彼の生活指導を・・・どうしてもずらしてください。はい。理由ですか?理由・・・ほらもうすぐじゃないですか。だからどうしても・・・私やっておきたいことがあるんです。はい、ありがとうございます。」
何を会話してるのか早口でわからないが、なんかいい方向でまとまったらしい。
よかったよかった。
「生活指導、一週間のびました。」
「はい??」
「つまり、来週です。なので明後日は私と付き合ってください。」
「・・・はい。」
やることが、無茶苦茶だ。
綺麗な顔で、無表情で今までわからなかったけど、彼女まさか・・・
まさか・・・相当強情なのか・・・?