転校生のカノジョのヒミツ
はなさんは病室に行かないといった。

なので一人エレベーターに乗り込む。

廊下を走ってかけて、

昨日行った病室に駆け込んだ。

まだ、彼女の家族は誰もいなくて

看護師さんたちが、いて、

雪菜さんは意外と元気だった。

あれ?

「あ、海!お見舞い?ありがとう」

ベッドで手を振っている。

思わ俺は。

「雪菜さんなんで?え?」

と変な声を出してしまった。

「今から、手術なの。だから、昨日接続が切られちゃってさ」

「・・・・・・」

「なに?もう死んじゃってると思った?」

「!!??」

「ごめん、今言うと冗談にならないね・・・」

「あ、うん」

「あのさ、海。はなのことなんだけどさ、どうしようかなって思ってて。実はね、あの体には爆弾があって、私の心臓が止まると同時に爆発するように設定してあるの」

「は?」

「・・・そうなるよね・・・。私もはなの人格にここまで個が生まれるとは思ってなくて・・・。だから・・・」

雪菜さんは俺に何かのスイッチを渡す。

「これ、暇な時間で作ったの。はなに渡して。これ押すと爆弾の機能が止まるからさ」



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