ねぇ・・・好き。

「いい子だねー。
そんな朔にはこれをあげよう」

「おぉーー!
レモンアイスぅーー!!」

さっすが陸。
私の好きなのわかってるー。

袋を破り捨てて
かぶりついたらキーンとした。

でもレモンの酸っぱさと
甘さが美味しくて。

太陽のせいで火照った体に
優しく染み込んだ。

「んーー。美味しいっ」

「ん。お前らのもあっから
勝手に食え」

「お前さ、俺らと朔に
態度違いすぎない?」

「朔は可愛いからな。
ねー朔ー」

「はっ。怜衣は可愛くねーしな。
てか陸キモイ」

「ひどっ(泣)」

私達はいつもこんな。
5人で授業サボって、騒いで。

この時間が。空間が私は好きだ。


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