ねぇ・・・好き。

怜衣が騒いで、陸がキモくて、
直は大人しくて優しい。

そしてセイは…私の好きな人で。

セイと私が2年生で、
3人が3年生。

…本当は。
この中にもう一人いたんだ。

「………」

「どうした?朔」

「…直。なんでもないよ」

「ホントに?」

直の疑いの目が痛い。

変なとこ鋭いんだもん。

「ほんとだよ。
アイス美味しいなーて浸ってただけ」

「ふーん」

我ながら苦しい言い訳…。
でも直が信じてくれて良かった。

「でも朔。なんかあったら
ちゃんと俺らに言いなよ?」

「…え?」


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