甘ずっぱい愛を君へ
ドンッ
「痛ーい。(泣)」
「大丈夫!?」
誰かと、勢いよくぶつかった。
「ごめんね?!」
「あっ、大丈夫です。」
声をかけられ、見上げる。
そこには、整った顔。走ってたみたいで息使いがあらく。髪も乱れ。制服も少し着崩している男の子。
私は、みとれてしまった。
「本当、ごめんね!」
その男の子は、急いでいるみたいでそう言い残し。走り去って行った。
私は、その走り去る背中をただ見るだけしかできなかった。
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