甘ずっぱい愛を君へ
「中尾だって!」
「あれは、弟の方らしいよ。」
中尾という名前に、反応する後ろの二人。
「弟?」
「そう。双子らしいよ。」
「ふーん。…でも、似てない双子だね。」
「だよね〜。弟の方…残念な感じ。」
双子…?
「郁未。」
「何?」
入学式も終わり。
私達は教室にきた。
「この学校に、双子居るの?」
「居るらしいね。何かしたの?」
「いや……別に……。」
ガラガラ
「席着け〜。」
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