僕らの日常
会話
ミーンミンミン ミーンミンミン

ただ今、夏休みの真っ最中。
何故か生徒会室に居る三年二人組
外からは、只でさえ暑いのに、余計に暑さを感じさせる蝉の声。
クーラーぐらいつければいいものを…

ミーンミンミン ミーンミンミン

沈黙。ひたすら沈黙。

…これじゃ話が進まないな…いや、もとからこういう小説か…


「やっほーーーーーーーーーーい」

と、そこへ突然の訪問者が。

「おー初かー遅かったなー」
「いやーちょっとねー
てか暑っ!…この部屋暑くない?」
「だろーww」
「笑い事じゃないよ!自慢気に話すことでもないしー
何で冷房付けてないのさー」
「ふははははは我が妹ながらいい質問だ。
よかろう。答えてしんぜよう!!」

…馬鹿としかいいようのない兄。偶に妹がまともなことを言うと馬鹿スイッチが入ってしまうという……馬鹿だな。
まともな会話が成立しない…馬鹿だ。


「それはだな…」
「それは…?」

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