何度キミに逢えば……。
―……ザァー……ザザァー……。
場所は地元の海。
―……ザクザク…。
足音が聴こえて結衣が来たと思い振り返ると思わぬ人たちが歩いてきた。
「愛生?」
「わー久しぶり!愛生チャン」
梨花と充くんだった。
『久しぶり!二人も結衣に呼ばれたの?』
「じゃあ……愛生も?」
『うん……でも話って何だろうね…?』
―……ザクザク……。
再び足音が聴こえてあたしたちは振り向いた。
「みんな揃ったぁ?」
『……結衣…』
「……話って何?」
「そうね……いきなり呼んでごめん。話の前に愛生は記憶全部思い出してる?」