何度キミに逢えば……。
『愛生じゃねぇ!?』
「はい……?」
やっぱりかぁ……。
俺の耳に狂いはないっ!
愛生は俺のお気に入りなのだ。
『ごめん……邪魔して……』
俺がそう言うと愛生は顔がみるみる赤くなった。
純粋やな……この子。
『……可愛い』
俺は愛生の頬っぺたをツンツンした。
「輝先輩……顔がめちゃくちゃ緩んでますよ?……とりあえず中入りましょうよ」
結局中に入ることに。
『ねー愛生奪っていい?』
「ふざけるな。誰が渡すか」
はぁ〜人がせっかく笑顔で頼んだのによ
『お前に愛生は勿体ないし』
「輝先輩……」
『……ん?』
「まさか陽太のお姉さんだと思いませんでした」
『まぁ陽太は違う中学だったしね』
「なんで違う学校何ですか?」
言っていいのかな……?