何度キミに逢えば……。
充side
充side◆
陽太が目覚めた次の日。
突然電話が掛かってきた。
♪♪♪〜♪♪〜
誰だ?
愛生チャンか父ちゃんのはず。
あっ、ちなみに梨花とは同棲中だからまずないんだ。
表示されてるのは公衆電話。
とりあえず出てみるか。
『もしもし……?』
「あっ、わりぃ俺なんだけど。今日なんか用事ある?」
声の主は陽太だった。
『あ?別にねぇーけど……てか、お前どっから掛けてんの?』
「病院の電話」
だよな〜
『なんかほしいもんあるか?』
「んー充?」
『はぁ!?お前……』
「ホモじゃないから。安心しろ、冗談だから」
……うん!陽太だ。
なんかこのやり取り懐かしいなぁ。
5年ぶりだもんな。