何度キミに逢えば……。
行く前に梨花に声を掛けてから行こうかな。
俺は出かける準備をして梨花のいるリビングへ向かった。
『梨花ー』
「なにー?」
梨花は今大学生。
大学で提出するレポートをパソコンで作っていた。
『陽太に呼ばれたからちょっと行ってくるわ』
梨花は手を止め、こっちを向いた。
「昨日は本当会っただけって感じだったもんね。今日はゆっくり話してきな?いい報告待ってるよ」
報告?
『なんの?』
「アンタって鈍いだか鋭いだか一体どっちなの?」
えー?
「まー行けば分かるって♪ほらっもう行きなよ。陽太くん待ってるよ」
『そうだっ!アイス買わなきゃ。』
「なんで?」
梨花が首を傾げる。
もー可愛い♪