何度キミに逢えば……。


今度は真面目な顔で充くんを見てから前を見て話始めた。


「充は俺と違って人懐っこいからみんなそれぞれが馴染みやすかったと思います。いつもふざけててコイツ大丈夫か?って思うときもあったけど充は充でちゃんと考えてて案外俺より状況を把握してたりするときは少しイラッとしてでもコイツはイラッとするくらいが充なんだって思います。充は俺の大事な親友です」


また一礼をして一歩下がった。


『ありがとうございました。次にあたしから新婦のご紹介をさせて頂きます』


陽太同様に一歩前に出て一礼をした。



『梨花はあたしと違って頭もよくて美女で性格も良くてあたしにとって梨花は自慢の親友です。なんか……泣いちゃいそうなのでこれで紹介の言葉とさせて頂きます。このあとのスピーチで沢山泣きたいと思います』


目には涙がいっぱい溜まっていて今にも溢れそうになった。



一礼をして一歩下がった。






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