何度キミに逢えば……。


二人が入場すると会場は拍手に包まれた。


ちょっとしてから俺たちも会場に入った。


席に座ると愛生が話しかけてきた。


「充くん決まってるね!」


『梨花はモデルみたいだな。愛生も手伝ったのか?』


充はスーツで梨花はピンクのドレス。


「どーせあたしはチビだし梨花みたいに細くありませんよーだっ!」


くそぉぉ〜こんなときに拗ねるとか反則だろ……。


愛生が俺の方を向きつつ、ほっぺを膨らませている。


愛生の今日の服は薄水色のワンピースを来ている。


メイクや髪飾りをしていていつもより遥かに可愛さが倍増している。


『俺は愛生の方が可愛いと思ってるよ』


膨れたほっぺをツンツンしながら言った。


「ほんとぉ〜にぃ?」


『当たり前だろ』


やべっ……。


だんだん天使に見えてきた……。




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