何度キミに逢えば……。
……一緒に前世の恋を……叶えようって……いやだよぉ……あんな思い……したくない……お願い……!
病院に着くと案内されたのは霊安室に通された。
そこにはベッドに横たわる陽太がいた。
周りには陽太のお母さん、輝サン、柚希サン。
あたしは静かに寝ている陽太に近づきそっと頬に触れた。
……冷たい。
おかしいなぁ。
陽太がまるで死んでるみたいに冷たい……。
……じゃあ……本当に陽太は……。
『……ようたぁ……なんで……うそ……でしょ?……ねぇ……ただ寝てるだけだよね……?』
あたしは陽太の肩を掴み軽く揺さぶった。
『ねぇ……起きて……また笑ってよ……ねぇ!!』
強く揺さぶったら、「止めなさい!……彼はもう……」と言って柚希サンに止められた。
違う……あたしは……ただ……信じたくなかった……陽太の死を……。