何度キミに逢えば……。



陽太は自分の髪をわしゃわしゃとした。



「助けに来たよ♪」



充くんはあたしに手を差し伸べてくれた。



『ありがとう…』



「お前良いとこ取りすんなよ」



「えーいいじゃん♪」と充くんが言ったと同時に晴人がムクッと起き上がった。



「テメェら俺の邪魔すんな!」

晴人は陽太と充くんを睨み付けた。



「はぁ?テメェこそさっさと失せろ。こいつは俺のだ」






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