何度キミに逢えば……。
ママやパパが言うにはどうやらお隣サンは優月と同い年の男の子がいるらしい。
大チャンス!!
でもどーやって見分ければ良いんだろう……。
きっと身体が分かるよね!?
頼むよ、身体!!
家の片付けが一通り済むと早速お隣にご挨拶しに行くみたい。
「優月行くよー?」
ママの呼ぶ声。
よしっ!
優月隊員行ってきます!!
心の中でも敬礼してママの元へ走った。
―……ピンポーン。
「……はい?」
「隣に引っ越してきた春乃です」
「少しお待ちください」
しばらくすると女の人が出てきた。
「あっ、はじめまして春乃美月です。こっちが夫の優で娘の優月です」
「あら、ご丁寧に。あたしは麻城陽菜(ましろ・ひな)です。今いないんですが夫が龍太(りゅうた)で息子の……」
きたー!!
「龍陽(りゅうひ)です。」