何度キミに逢えば……。
「あら、龍陽くん可愛いわね〜♪ほら優月もご挨拶しなさい」
そう言ってママは優月の背中を押した。
『龍陽、龍陽ママはじめまして!優月って言うの!!お友達になろうよ♪』
「優月チャンね!おばさんのことは陽菜って呼んでちょうだい♪良かったわね龍陽。優月チャンお友達になってくれるって!」
龍陽は陽菜ママの顔を見て笑った。
笑った……!
太陽みたいな笑顔……。
『ママ〜龍陽と遊んできていい?』
「龍陽、公園とか案内してあげて」
「暗くならないうちに帰ってきなさいね」
「あっ、帰り優月チャン家に連れて帰ってきてね?今日は春乃家の引っ越し祝いをしましょう♪美月サン手伝ってくれるかしら?」