何度キミに逢えば……。
前のめりに体を倒した。
ギュッと目を閉じた。
この世に別れを告げて―……。
足が浮いてく。
―…ガシッ!
あたしは目をゆっくり開けた。
後ろを見ると充くんがあたしの腕を掴んで支えていた。
『離してよっ!』
充くんが顔を横に振った。
『なんでよっ!』
あたしは……。
もう……生きてたらダメな人間なんだから―……。
「バカじゃねぇーの…?離してて言われたから……はい、離します……なんて言えるわけねーだろ!?」
『それは…』
「何があったか知らねーけどお前が死んで愛生チャンが喜ぶのかよ!」
そんなの……。
分かってるよ―……。