グッバイ・ティラミス
たまに、今みたいに仲良しだからこそ知ることができる情報に、胸がどうしようもなく苦しくなる。
先生は私を信用してるからこそ、いろんなことを話してくれて。
…私が先生のことを好きだなんて、微たりとも思っていなくて。
中村先生への呼び名
先生と中村先生の記念日
中村先生のエピソード
自分から聞いたことならクッションを引くことができるけど、不意打ちで耳にはいる情報に、私は太刀打ちできなくなる。
由美 ゆみ ユミ
先生は、中村先生のことをそう、呼んでいるんだ。
「もう、2年近くになるかもしれない。」
ーー先生の心には、私が知らない世界がある。
それは、当たり前のことなのです。
先生という人物の裏側には、幼いときの記憶とか、学生時代の仲間、趣味のサークル。
中村先生と築いてきた愛情、だとか。
先生を形成してるであろう世界が、いっぱい存在していて。