グッバイ・ティラミス



先生に、迷惑をかけたいわけではないの。先生の重荷にはなりたくないの。


人よりちょっと多く話しかけるし、質問したりしているけど。それだけで十分なの。


先生の意識に人より多く残ってもらえれば私は十分なくらいに幸せだった。


…のに、



「お待たせ〜。」



私の前にやってきて、軽く微笑んだ先生。

…今日私は、先生との秘密を共有することになる。





















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