イチゴの時間
「ありがと。
ごめんねこんなわがまま言っちゃって」
「ううん、大丈夫。
頼りになれて良かったよ」
優しく笑いながら頭をクシャクシャっと撫でる。
「ちょっ!」
私が抵抗すると、無邪気に笑い出した。
ーーーーーーキュン…
あれ?
今胸が…
「どうした?」
「いやっ!?
じゃっ、じゃあ私教室戻るね!」
急いで出て行きすぐさまトイレにいき鏡を見た。
「顔…赤い…」
これって走って熱くなったから?
それとも……
「まさか、まさか!!
だってひー君は…幼馴染………?」