学校の地味子はアイドル【完】
今日の夜ご飯はステーキだ。豪華すぎる・・・ケーキもあるし。いつの間に買ってきたのやら。
あ!あたし誕生日だ!忘れてたよ!
そう思っているとリビングのドアが開いた。
「あらお父さん、おかえり」
あ、お父さん。結城みたら怒りそう。
「な、なんで君がここにいるんだ!」
ほらね。だって今日、あたしが出掛けるとき嫌な顔してたもん。
「おじゃましています。僕は花梨さんの彼氏の大倉結城といいます。」
「あぁ、よく知っているよ。」
お父さんはそう言って椅子に座った。
「ほ〜ら!ご飯食べましょ♪」
「うん。ほら結城食べよ!」
「あぁ、ではいただきます」
そう言って結城はステーキをほうばった。
「とてもおいしいです。ありがとうございます。」
「あら!うれしいことを言ってくれるじゃない♪」
お母さんは元気だけどお父さんは・・・
元気がない。どうしたんだろう。