heart and cold~私には貴方だけ~【完】
『それに、風邪くらいで良かった…不審者に襲われたりしてたらどうしようかと思った…ハハハ』
力が抜けたような笑い声が聞こえた。
ドキ…
心臓に悪いこと言わないでよ…
なんか知んないけど心臓はねたわ!
「不審者とか…あるわけ無いでしょ。まぁ、でも…一応…」
ありがと
聞こえたかな?
すごく小さくなっちゃって、自分でも言ったのかわからないし…
『………』
はるき君は黙ってる。
聞こえてなかったのかな…?
まぁいっか。
「はるき君、なんか用あったんじゃないの?」