heart and cold~私には貴方だけ~【完】
『とりあえず、行くから。』
「どうしてそこまで………」
やっぱりあたしに恋を???
『璃花の母上殿に頼まれたから。』
そうですか。
てかお母さん…何てことを…
「いつの間に仲良くなってんのよ」
『璃花が寝ているうちに♪』
くそぉ…あたしが倒れさえしなければ…
「とにかく来ちゃやだ!」
ピーーンポーン…
誰かが来た。
「じゃ。誰か来たから。」
答えも聞かずに通話終了ボタンを押す。
何気に通話ブチッたの初めてだ。
ピーーンポーン…
「はーい!今行きまーす!」
誰だろ?
ガチャッ
玄関を開けた。