heart and cold~私には貴方だけ~【完】
部屋の位置も聞かれることなくたどり着く。
改めて熱で倒れたときにはるき君が助けてくれたんだと実感する。
本当に昨日来たんだ…
器用にドアを開けて、最後まで疲れを見せることなくベッドに下ろされる。
ゆっくり、優しく…
「あんま見ないでくれる…?」
下ろしてるときの真剣な顔につい見いってしまった。
ほんのり顔が赤く見えるのは気のせい?
「あぁ、ごめん…」
はるき君の方に寝返りを打って体を向けながら謝る。
「そーゆーのも。」